昆虫大学記録その3

記録もラストになりました。昆虫大学に出展した作品の紹介です。

W美女ブローチ
ハナカマキリを作ろうと決める前からオオカマキリを作りたいと考えていた。そのきっかけは交尾の際の補食シーンの写真を見た事だった(人間の飼育下で起こりやすいとのこと)。
メスがオスの頭部をくわえている写真。
噂には聞いていたけどこうゆうことなのか…と思った。気持ち悪いとか怖いとかより女子の力強さとか美しさみたいなものを感じてグッときてしまった。それは見た写真がすごくきれいで芸術として見れたからというのも大きいと思うけど。


(一人で庭であそびました)



ヤママユブローチ
ヤママユを知ったきっかけは今森光彦さんの「昆虫4億年の旅」の図録だった。初めて見たのは夏になる前。この頃はまだ自分が昆虫をつくることになるなんて考えてもいなくてただただ写真の美しさやかっこよさ、こんなかわった虫がいるんだなぁと思ってた。その中でもヤママユの写真がほんとうに可愛くて、ぬいぐるみみたい とコメントされていたけれどまさに!
昆虫大学に参加することが決まって真っ先に図録の持ち主に連絡して貸していただくことにした。あのヤママユの写真がもう一度見たかったから。それから毎晩寝る前に眺めていた。実はハナカマキリにハッとしたのも今森さんの写真だった。
当初はぬいぐるみみたいに大きい蛾をつくろう!とおもっていたのだけれどまだちょっと難しかった。実際いたらすごくびっくりするけど羊毛だったら可愛いとおもうし近いうちにチャレンジしたい。


スモモキリガブローチ
ヤママユみたいな派手さはないけどとっても可愛い蛾。
私は蛾に詳しくないのだけれど動物園でいうところのスター動物ではない ということはなんとなくわかった。これを見てスモモキリガって覚えました と言って下さった方がいてとても嬉しかった。


モンシロドクガブローチ
こんなかわいい姿で毒針毛を持つ危険な蛾。これなら痒くならない!とのコメントを頂きましたがそれはまさに私の狙い通り!と大興奮。


あまり数が用意出来なかったので折角来て頂いたのに見れなかった&買えなかった方もいらしたので申し訳ありませんでした。

そもそも虫が好きな人が集まる空間 というものが自分にとってあまりに未知すぎて最初は正直不安しかありませんでした。告知のときに申したように私は特別虫が好きということはなく、大好きなクマチカさんが虫が好きだから嫌いではない くらいのスタンスでした。それが昆虫大学が終わる頃には遊びにきてくれた友人(虫好きではない)に「らっきーは動物だけでなく虫もいけるんだね・・・・」と言われる程に…笑


今回の経験は私にとっても、URBAN SAFARIにとっても貴重な体験だったと思います。こんな素晴らしい機会を与えて下さったガビンさん、メレ子さん、ほんとうにありがとうございました。
そして出展者のみなさん、来て下さった方、残念ながら来れなかった方、ありがとうございました!!
AD※氏 箱制作ありがとう!
カメラマンN氏 いろいろありがとう!


昆虫大学を通して出逢った方の”好き”のエネルギーに私は凄くハッとさせられました。表現の方法は違えどみんな虫が大好きで、そのために日々を費やして、良い意味で狂ってるなぁと思いました。その努力を思うと私はまだまだ頑張らねば、と背筋が伸びます。
私が狂える程好きな事、今のところ”作る”ことかな。